そろそろ書かなければ・・・
と、先日来、依頼ごとや来客で仕事が終わると後は寝るだけという日が続いてブログの更新をさぼってました。
今回は、代表的なレファレンスツールの話題・・・
『出版年鑑』という本があります。いまは出版ニュース社という会社から出ていますが、戦前から毎年ずっと刊行されていて、調べてみると創刊は昭和5年ということ。
■『出版年鑑』毎年刊行 出版ニュース社 最新版2006 R025.1 シユ レファ開架
当館が青柳町に図書館建てて市立としてスタートしたのが昭和3年ですから、ほぼ市立函館図書館と歩みを同じくして刊行されてきた本です。
古くから図書館に関わっている方、とくにかつて司書職をしていたという方とお話をすると、『出版年鑑』をよく使っていたと話される方がいらっしゃいます。
OPAC世代の私たちには、理解しづらいことですが、アマゾンや流通センターがない時代には、『出版年鑑』こそが救世主ツールであり、アンチョコであったのではないかとも推察されます。
さて、この『出版年鑑』、数年前から判サイズが拡大し、ボリュームもアップ、まさに最近本に関する冊子形態のレファレンスツールとしては無敵になりつつあります。
過去1年間に刊行された本をNDC順に配列した一覧形式で構成し、書名索引と著者名索引を巻末にもつという構成です。
すなわち、最近1年分の本だけをあつめた図書館の棚の状態で目録が構成されています。
著者名索引、書名索引はカード式の目録に相当します。あわせて雑誌目録も図書館分類に準じるかたちで掲載、なんとも図書館員にやさしい構成です。
また、出版界(というのは、出版社、書き手、流通、図書館、著者権など)の年間史がまとめられ、また書評一覧として、○○という作品の書評がが何々新聞のいついつに掲載されたということも調べることができます。統計や出版社の最新名簿も掲載され、やはり『出版年鑑』はいまでも最強ツールなのでした。

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