さて、私の専門領域3類のこと
学生時代には社会学を修め、その後10年近く「小役人」をしており、いちおう3類にはいささか明るいということにしておきましょう。
さて、「○○法」を見たいのだけれど・・・、という利用者の方が結構いらっしゃいます。
現行法、判例、逐条解説などなど、法律に関するレファレンスのリクエストがあります。
レファレンスの原則のひとつに「法律に関する専門的なレファレンス」はお応えできかねる、法律の専門機関や専門家をご紹介するということが基本になっています。
まぁ専門的な調べものはお答えしないとしても、いま持っているもの、所蔵しているものを見ていただくための適切なナビゲートは必要になります。
今回は法律条文そのもののお話。
通常当館では『現行日本法規』というものをご覧いただくことになります。
■『現行日本法規』 ぎょうせい 加除式 R320.91 ケン 2階E17架
現行の国内の法令等、また条約なども網羅するもので、百巻超の構成で書棚を埋めています。
「加除式」というもので、法改正や新法令が出来た際などはページごと差し替え、常に新しい状態だけを見ることになります。
法律の条文を見るには、各個別の分野ごとでもっとコンパクトなものもあるのですが、できうる限り内容が新しいということが担保できるということが魅力です。
『現行日本法規』を引くときにひとつ大事なことがあります。それは法の正式名称を調べておくことです。
例えば、「JAS法」、個人的にはまず、「缶詰についてるアレ」ということが思い出されるわけですが、たぶん、ジャパン、アグリカルチャー、何とかこんとか、だなとアタリはつけるわけです。でもそれでは法律に行き着けないのです。
そこで、インターネットで提供されている法令データベースを援用します。
■ 法令データ提供システム(総務省が運営するG-govサイトのひとつ)
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi
このデータベースのなかでは「当てずっぽう検索」にも応えてくれますし、またページのなかに略称法令名一覧というものがあります。
これで、「JAS法」が
「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」というのが、正式な名前、これがわからないと次に進めないこともあります。
100巻超の日本現行法規も、索引を繰れば、問題なく法文に行き着けます。
さて、
ちなみに、よく聞かれたり、業務に関連あるものなどを下記に・・・
「NPO法」とは「特定非営利活動促進法」
「イラク特措法」は「イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法」
「環境アセス法」は「環境影響評価法」
「サッカーくじ法」は「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」
「ジス法」は工業標準化法
「容器包装リサイクル法」は「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」
「PFI推進法」は「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」
「PKO協力法」は「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」
「TLO法」は「大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律」
通称名に外来語やアルファベットの略称が入ったりするものが増えてきています。こういうときに頼りになるのはアレです。
■『イミダス』毎年刊行 集英社 R031 イミ
■『知恵蔵』毎年刊行 朝日新聞社 R031 チエ
■『現代用語の基礎知識』毎年刊行 自由国民社 R031 ケン

コメントする