2007年7月アーカイブ

前回、公式ウェブサイトの見極め方として、「go.jp」を紹介しました。

レファレンスでの対応として、参考資料(図書)を提示あるいは紹介するということが、やはり基本となりますが、時々刻々とかわる「名簿」などの情報では、やはりインターネットウェブを援用しながらの対応というのも今日必要なことになっていることはご承知のとおりです。

さて、仕事において、またプライベートでもウェブ(いわゆるインターネットホームページ)は皆さんよくお使いと思いますが、やはりレファレンスで相手に情報を提示するとなると、プライベートでの使い方そのままでは幾分役不足といえましょう。

プロフェッショナルとして検索していくための手法をぼちぼち体得していく必要がありましょう。

前回の「ドメイン名」のこと、詳細は0類情報関連の基本書やネット関連の雑誌類をご覧いただくこととして、導入となる知識をご紹介したいと思います。

近年は印刷物に書かれたアドレスを直接入力していくということはほとんど皆無になり、ほとんどは検索エンジンなどから直接呼び込むことでページを探し当てますよね。

そうしたなか、検索で得られた結果が、必要とする組織あるいは機関の「公式情報」であるかどうかの見極めというのが重要になります。

もちろん個人によってつくられた断片的な情報を寄せ集め、「公式情報」に行き着くことも大切なんですけどね。

ドメイン名とウェブアドレスの「http://www.○○○.××」とか「http://www.○○○.××.××」、あるいはメールアドレスの「△△△@○○○.××.××」などのちょうど「○○○.××.××」にあたる部分です。

そちらでしたら、「lib-hkd.jp」ということになりますね。

これがドメイン名というもの、インターネットにおいて、電話番号に相当するものといえます。管理機関に申請し世界で唯一つの名前として割り当てされます。

前回のお話のとおり、ドメイン名の後の部分が情報信用のための指標になるということを考えてみてください。
「go.jp」というのは、「日本の政府機関( Government)」に割り当てられるドメイン、それ以外には割り当てられることがないので、「公式ウェブ」であることが確認できます。

そのほかに覚えておいたほうがよいものがいくつかあります。

「ac.jp」は「学術研究機関(academic)」に割り当てられるものです。大学などはこれですね。

「lg.jp」は「地方自治体(Local Government)」に割り当てられるものです。かつては「市町村.市町村名.都道府県.jp」というのがよくつかわれていましたが、最近は「li.jp」に切り替えるところが増えてきました。ちなみに函館市はいまだに「city.hakodate.hokkaido.jp」です。

ドメイン名が長いとスペルミスが起こったり、印刷時の表記のかっこ悪いなど、あまり良いことがありません。

「co.jp」は会社組織に割り当てられるもので、申請時に登記証明書等の添付が義務づけられておりますので、公式サイトの信用度としてはとりあえずマルといえましょう。

「.jp」「.net」「.org」「.com」 こうしたドメインもよく見かけることです。この「forR」かて「ing-lab.net」です。中央図書館も「lib-hkd.jp」ですね。

これらは、申請の先着順で割り当てられるもの、信用がないというわけではありませんが、そのサイトが必要としている組織の「公式サイト」かどうかというのは、内容を見て判断するということが必要になりましょう。
とはいえ、大がかりに偽装というはそうあることではないので、行き着いたページのトップページ(扉となるページ)をたぐってみることが大事です。

それから、一番最後の「jp」の部分、これは国名を示すものです。
アメリカの場合には何も付かないのですが、他国の場合にはその多くが付きます。
たとえば「uk」はイギリス、「fr」はフランス、「cn」は中国、「kr」は韓国といった具合です。

ただし、わざわざテレビ番組を想像させる「.tv」を使いたくて「ツバル」という国からドメインの「借用」をすることなどもあるので注意が必要。(「.cc」ココス諸島などというのも隠れブームですね。(^_^;))

国名は下記をご覧ください。
Wikipedia トップレベルドメイン一覧

話が脱線したままですが、とりあえず今日は終了・・・

参院選の選挙速報を眺めつつ・・・

そういえば、レファレンスカウンターには、いろいろな名簿のリクエストが多かったことを思い出しました。そのなかでも多いのは、議員とか、大臣とか、省庁や自治体の役職者などです。

昔はどうだった、しっかりと調べたことはありませんが、いまは不祥事やら、なにやらおといろいろで瞬く間に役職者が入れ替わってしまうことが多いです。ドックイヤーといわれる今日ですので、年度がベースの行政でもさまざまな課題への取り組みを短期間に求められるのもきっとその原因でしょうね。

「ドックイヤー」 情報技術分野における革新のスピードを表す概念。通常 7 年で変化するような出来事が 1 年で変化するというような時代の早さのたとえ。
そういうわけで『官公庁便覧』や『国会便覧』といった冊子体の資料に頼っていては新しい情報にアクセスできない、あるいは常に情報の「ウラ取り」が求められるといったことになるでしょう。

ここで頼りになるのが、官邸・各省庁の公式Webページです。

例えば、大臣名簿です。
ここに登場する大臣・副大臣・政務官です。
この人たちは衆参両院の議員あるいはときの政権に識者として登用された人たちです。
時の政局運営でそっくり入れ替わることがしばしばです。

その大臣名簿はここにあります。
「首相官邸 閣僚等名簿」
http://www.kantei.go.jp/jp/meibotou.html


つぎに省庁の役職者名簿
省庁の役職者は「大臣・副大臣・政務官」を除けば、「事務次官」という役職を頂点として、皆省庁のお役人たち、多くの場合にその役職は年功序列の順送りとなります。

省庁幹部名簿は各省庁の公式Webにありますので、Googleから引っ張り出しましょう。
例えば、「総務省」→ 「総務省 名簿」というキーワードで検索してみましょう。

総務省 幹部職員名簿
http://www.soumu.go.jp/menu_03/annai/soshiki/meibo.html

こんな具合にして各省庁の公式ページを探してみてください。
そうそう「公式」であることの確認が必要ですね。
ウェブのアドレス(「ドメイン名」と言います。)が「.go.jp」であることを必ず確認してください。

さて、厄介なのは次のような役職にある人を捜すときです。
たとえば著作権や文化財に関わる「文化庁長官」とか商標登録などの「特許庁長官」など・・・
「庁」では公式Webをもっていない場合もあります。
そうしたときには、それぞれの庁がどこの省に属しているかを「法令データベース」なので確認のうえ、省のWebをたぐるということになりますね。

票も開き、新しい顔ぶれもだいぶ見えてきました。今日はこんなところで・・・

新書の話題第3弾、もうしばらく「新書」におつきあいください。

さて、筆者はもうかれこれ10数年、かなりの頻度で書店通いを続けています。学生時代は住んでいたのが小都市ながら大型書店Kがあり、そこが徒歩圏内だったのでほぼ毎日通い。勤めてからも職場から帰りの電停までのわずかな間に「M文化堂さん」があったので、これまたかなりの頻度で通ってました。
中心市街地のM文化堂が無くなり、函館でも幾分書店の郊外化が進みましたが、そのあとは本に関わる仕事に就き、いまでも相変わらずの書店通いが続いてます。

そんなわけで、足繁く書店に通うと、何が新刊か、ということがよくわかるのですよ。もちろん昨日なかった本があれば新しいわけですし、平積みの本はかかさずチェックするわけですからね。
しかし、こと新書に関しては近頃よくわからなくなってきました。

かつては平積みされているのが、当然新刊で、次の月に新しい一群が刊行されると、刊行順に書棚に並べ置かれるというのが、当たり前だったのですが、近頃は・・・

まず、「なんとかの壁」「なんとかの品格」といった新書のベストセラーが幅を利かせていつまでも山ほど平積みされるようになりました。
かつ新書ブームで数多くの出版社から新たなシリーズ化、新書のコーナーに処狭しといろいろなものが並ぶようになりました。(これは喜ばしいことですね。)
売る側も一生懸命なので、何々フェアを連発、新刊を見せるよりも売れ筋を中心とした関連タイトルが優先して置かれるようになりました。

もちろん今話題のことが凝縮された新書タイトルですから、こうした売り方は理にかなっているわけですよね。

とはいえ、本に関わる仕事のなかでは、新しく出てくるものを継続してチェックしていくということも大事な仕事となるわけです。

ということで、「新書の新刊」を探す方法というのを最近考えたり、検索方法を試しておりました。

先日の新書MAP、中身は濃く非常に役立つのですが、新刊の速報という面では幾分役不足、
各出版社のサイトにいっても新書特設のところやそうでないところ、またトップページ以外のコンテンツへのリンク禁止など、なかなか当支援サイトへの応用が利かないなど、一筋縄ではいきませんでした。

結局、発見できたのは、「某オンライン書店のカテゴリー検索」でした。
いくつかの大手オンライン書店のなかで、これができるのは「セブンアンドワイ」だけでした。

セブンアンドワイ(本のショッピングサイト) >Link

では、その方法を・・・

1 ページ上部、左2段目のメニューのなかから「カテゴリー別」をクリック。
2 「カテゴリー別一覧」、15番目の「文芸」のうち「教養新書、選書」をクリック。
(ショートカットのリンクはこちらです。(^_^;))
3 ページ上部の表示条件で、絞り込み:「新刊」、または並び順:「発行年月順」をクリック。

ページ左には、各新書シリーズの絞り込みメニューも表示されます。

これ便利です。

20070729a.jpg

ちょいと書き込みをお休みしていました。

水曜日は、ある方とゆっくり川釣りを楽しみ、あまりに豊漁だったので(とはいっても全てリリースしますがね、)その余韻にひたってしまいました。

さて、「新書」のつづきということで・・・

ここの図書館の一般開架では、新書は分類記号のアタマに「S」がつけられ、書棚も新書だけまとめて置かれています。

他の図書館でも同様の配架になっていることよくあるようだ、ということが近頃、私もだんだんわかってきました。

新書ブームのなか、あるいはなかなか上製本や他のスタイルの書籍が売れない今日、新書スタイルでいい本がでていますよね。

そうしたなか、例えば0類の図書館の書棚だけ眺めて、図書館に関する新書には出会えないわけですよ。もちろん図書館のみならず、他の分野でもそうなのですが・・・

ということで、気になっていたので、とりあえず、図書館に関する新書を、近著で私の手元にあるものなど、また知っておいて欲しいものをリストアップしてみますね。

『未来をつくる図書館』菅谷明子 岩波新書 2003 S016.253 スカ
『図書館に訊け!』井上真琴 ちくま新書 2004 S015 イノ
『図書館を使い倒す!』千野信浩 新潮新書 2005 S015 チノ
『図書館であそぼう』辻由美 講談社現代新書 1999 S010.4 ツシ
『図書館へ行こう』田中共子 岩波ジュニア新書 2003 YS010 タナ

『使えるレファ本150選』垣隆 ちくま新書 2006 S015.2 ヒカ
『大人のための絵本ガイド』 金柿秀幸 ソフトバンク新書 2007 S019.53 カナ

『著作権とは何か』福井健策 集英社新書 2005 S021.2 フク
『著作権の考え方』岡本薫 岩波新書 2003 S021.2 オカ

『古本通』樽見博 平凡社新書 2006 S024.8 タル
『日本史の一級史料 山本博文 光文社新書 2006 所蔵なし
『情報デザイン入門』渡辺保史 平凡社新書 2001 S007.3 ワタ

こうやってみると、近年は図書館はけっこう「トレンド」だということに気がつきます。


また今月の岩波新刊にこんなのがありますのでぜひ注目を・・・
『博物館に行こう』木下史青 岩波ジュニア新書 

「新書」の活用

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「『函館市史』ひっくり返す前に」という投稿のなかに、「文章見出し」があるとわかりやすいというようなことを書きました。

「文章見出し」が必ずあって非常に読みやすい本のスタイルに「新書」というものがあります。近年はもう「新書」ブームですね。各社「○○新書」というシリーズを立ち上げ、いまでは毎月全部あわせると100冊を越える刊行があるのではないでしょうか?

もちろん老舗としての「岩波新書」「中公新書」「講談社現代新書」なども刊行中です。

さて、新書は「新しい書」と書くわけですが、各シリーズとも巻末に「創刊の辞」といった創業者の念がつづられていることが多々あります。従来の書のイメージを覆した出版物づくりが模索されていた、ということが綴られ、いまの新書ブームとは隔世の感を覚えます。

こんなのも参考に・・・
『岩波新書の歴史』付総目録1938-2006 鹿野政直 2006 S023.1 カノ

ぼちぼち夏休み、あらゆるテーマの課題を求めて小・中学生の皆さんがやってくる時期になりました。あるいは就職や進学を控えた学生さんが、社会や科学への問題意識をもって、調べ物に訪ねてくることもあるでしょう。

そうしたなか、新書はさまざまな課題調査へのひとつの入口として、役立つことがあるのではないかと考えていました。

「新書」はその時代々々のトピックスを当代注目の識者に、わかりやすく綴ってもらったもの、というのが多くあり、出版時の世相などをよく表しているともいえましょう。
また、その先の調べ物のためには、巻末にたいていある参考文献一覧なども役立つことでしょう。

資料としては昔からもれなく集め揃えていた「岩波新書」などもあることですしね。

「新書」に関してはすばらしいサイトがあります。内容、サイトのデザインなど、今日のウェブメディアのなかでも傑出のひとつと考えます。

Webマガジン [KAZE] 風 というのがあります。 Link


なかでも「新書マップ」という仕掛けがあります。

「新書マップ」 Link

試しに、検索語として「函館」と入れてみて下さい。
「図書館」というキーワードが示されます。(^o^)
なぜ図書館なのか、その答えは、サイト内と蔵書をたぐって調べてみて下さいね。

刊行物としては少し古くなってしまいましたが、
『新書マップ 知の窓』 日経BP 2004 019.9 シン
というのがあります。

20070724a.jpg 20070724b.jpg

行政に関する情報のこと、3類ですね。

これから何度かの書き込みは、筆者がもう個別にお知らせして、すでにお使いいただいているものもあると思いますが、新しくRの仕事に就かれた方、またこれから就かれる方もおいでだろうと思いますので、載せておきたいと思います。

「図書館業務支援ページ」は、このページの入口ですので、すでに活用いただけているものと思いますが、このページを立ち上げる前に私が手掛けていたことに、「函館市役所業務支援ページ」というのがあります。

「函館市役所業務支援ページ」
http://www.ing-lab.net/shien/

市の公式WebPageというものの使い勝手がなかなか上がらないことから、業務支援用という打ち出しで、個人的非公式ページをつくったわけです。図書館の支援ページ同様、必要なサイトへの簡易リンク集のわけですが、こちらのページには、他にはない情報があります。

それが「新着更新情報」です。
なぜか各部局で更新される情報が一箇所に集められる機会がなく、もう3年近く私が取り組むことになってしまいました。(^_^;)

「函館市Web新着更新情報」
http://www.ing-lab.net/shien/whatsnew.html

とはいえ、Web上に掲載された行政のお知らせをどこよりも早く知る手がかりとして、実は業務用どころか、一般の皆さんにも利用いただいています。

内容に即したわかりやすい見出し付けや多少辛口のコメントを加えつつ、取り組んでいます。

カウンターでの活用の機会もあると思いますので、ぜひ毎日チェックの一つにしていただければと思います。

20070723a.jpg 20070723b.jpg

『函館市史』ひっくり返し 第3回目です。

「業務用リスト(通説編目次)」はご覧いただけたでしょうか?

そろそろ打ち止めが近いのですが、また「FAQ」(Frequently asked(or answered) questions)ともいえる項目について、掲載箇所の洗い出しをしておきます。

今回は「消防・大火」「衛生・医療」「商業会議所・商工会議所」「労働運動・労働問題」です。

「消防・大火」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第1巻 第3編 第3章 第9節 文化の大火と消防組設置 Link
■ 第2巻 第4編 第4章 第3節 1 大火と街区改正 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第7節 2 大火と都市形成 Link
■ 第4巻 第6編 第1章 第2節 4 市警察の設置と廃止および市消防の設置

「衛生・医療」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第1巻 第3編 第5章 第13節 3 衛生 Link
■ 第2巻 第4編 第12章 医療機関の設置と衛生 Link

「商業会議所・商工会議所」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第2巻 第4編 第6章 第5節 1 商業機関の整備 Link
■ 第3巻 第5編 第1章 第2節 1 3 函館商業会議所の設立 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第4節 1 4 函館商工会議所の設立 Link

「労働運動・労働問題」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第2巻 第4編 第13章 第4節 社会労働問題 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第9節 労働運動の興隆と衰退 Link
■ 第4巻 第6編 第1章 第4節 2 労働運動の展開
■ 第4巻 第6編 第2章 第6節 社会問題と労働運動の展開

インターネットの話題なので、カテゴリーは0類の話題なのですが・・・。

以前からご覧いただいている方はお気づきと思いますが、このページはブログなのです。

さて、再開したのはよいのですが、ブログのスタイルまで自分で手をいれることができず、長らくの間、かなり読みづらい構成での提供となっていました。

このたび、じっくりと手を入れ、なんとかここまでたどり着くことができました。

このブログは「ムーバブルタイプ(MovableType)」というエンジン(略して「MT」)を使っています。よく使われる「livedoorBlog」「ココログ」「Doblog」などよりもかなり自由度は高いのですが、それらよりも見た目(「テンプレート」「スタイルシート」と言いますが)を調整するのに、技術を必要とするものです。

このため技術習得を目指しつつ、試行錯誤を繰り返しております。

相手に「気持ちを伝える」ことはなかなかうまくいかない筆者ですが、相手に「情報を伝える」ということは日々怠りなく思案中の今日この頃です。

先日から「『函館市史』ひっくり返し」と題して書き込みをしました。

必要な事項に対して、通説編各巻のどこに記載があるのか、ということを紹介してみたわけです。

これを調べてみて私が感じたことがあります。
この『函館市史』通説編が編さんされる20数年の年月の重みと、それに関わってきた先達の研究者・編集者の努力が伝わってきました。

編・章・説・各項目の構成などは、やはり刊行半ばでの改善など試行錯誤の結果として、今日揃ったかたちで、それを検証すると完成型になっていないのは致し方ないことだと思います。

たとえば「宗教」について調べたいとしたときに、第1巻では「項目」として書かれていたものが、第2巻では「章」という大きなまとまり全てが宗教であったり、と記述の分量、位置づけがかなりまちまちであることがわかります。

それゆえに、そうした特徴を少し理解したうえで、補助的に活用できる「ハイパーテキスト」形式のツールが大きなちからを発揮するのではないでしょうか? >Wikipedia「ハイパーテキスト」

もちろん「函館市史デジタル版」は公式でそれに取り組んだ、まさに傑出の一品といえます。

それでは、巻の構成をちょっとだけ紹介し、私なりに試作した補助ツールをご紹介したいと思います。

巻の構成は
「巻」ー「編」ー「章」ー「節」ー「項目」ー「細目」ー「文章見だし」という形になっています。
「巻」ー「編」ー「章」ー「節」まではほとんどの箇所で確認できますが、「項目」ー「細目」は必要に応じてこれを割り振っているようです。
本文に行き着けば、ゴシック体の「文書見だし」に行き着き、必要箇所(およびその前後)だけを読み解くということもできます。

各巻の目次には、「文書見だし」までの全てが書き出されていますが、残念ながら「デジタル版」や「公式ウェブ」上で一覧性のあるこれら情報を見つけることができませんでした。

そこで「業務用」として、つくってみたものがこれです。
「『函館市史』業務用目次」 >Link
通説編ですので、下にスクロールすることで、時代の変遷を追いかけることができます。ページ末には、次巻へのリンクタグも用意してみました。

『函館市史』をひっくり返すまえに、まずは眺めてみてください。

20070721a.jpg

「商工会議所」という組織があります。役所でもなければ一般企業でもないのですが、いろいろな問い合わせに対して、ここを紹介すべきと思われる機会も多いのではないかと思っていました。

私の知る限りでは、大きな都市では「商工会議所」、中小都市・市町村では「商工会」というものが存在します。

この組織のことについてまず、ウィキペディアをひもといてみましょう。
 wikipedia「商工会議所」 wikipedia「商工会」

以下、ウィキペディアより抜粋
商工会議所(しょうこうかいぎしょ)とは、商工業の改善・発展を目的として、市など一定地区内の商工業者によって組織される自由会員制の非営利法人。商工会議所としての意見の公表・具申・建議、調査研究、証明・鑑定・検査、技術や技能の普及・検定、取引の仲介・あっせん、貿易振興などを行う。
(中略)
日本の商工会議所は1878年(明治11年)、東京、大阪、神戸の3箇所に設立されたのがはじまり。今日では商工会議所法に基づく認可法人の位置付けとなっている。2006年(平成18年)10月現在、全国に520ヶ所の商工会議所がある。(中略)簿記検定やご当地検定の主催など、様々な資格・検定試験を実施していることでも知られている。

以上、抜粋終わり
というような具合です。

「はこだて検定(函館歴史文化観光検定)」の勧進元もここです。 >Webへ

さて函館商工会議所は、函館商業会議所などを前身とし、創設から110年ちょっと経つ由緒ある組織です。

「函館市史」通説編ではこのへんに記述がありますので、確認を!。
第2巻 第4編 第6章 第5節 1 商業機関の整備
第3巻 第5編 第1章 第2節 1 3 函館商業会議所の設立
第3巻 第5編 第2章 第4節 1 4 函館商工会議所の設立

また図書館との関係では刊行中の『会報 ともえ』(KM 月一回発行)は表紙に郷土資料の絵葉書が使われておりますし、また、古くからの資料も多数所蔵されています。

『商工名録』『商工名鑑』 商家や企業などの存在・変遷を知るのに欠かせない資料
 『函館商工名鑑』K6703 ハコ 年度刊行
 『函館商工名録』K6702 ハコ 年度刊行
 これらは古いものの刊行年次の確認が必要です。

周年史
『函館商工会議所六十年史』1956 K6716 ハコ
『函館商工会議所七十年史』1967 K6716 ハコ
『函館商工会議所創立90周年記念あゆみ』1986 K6716 ハコ
『函館商工会議所百年史』1996 K6716 ハコ

所報・年報 明治期にさかのぼる貴重なもの多数
『函館商業会議所所報』KM
『函館商業会議所年報』KM
『函館商工会議所月報』KM など

以下、周辺の商工会も含めた連絡先です。
おおむね丁寧に対応していただると思います。

商工会議所・商工会リンク集
函館商工会議所 23-1181 Link
森商工会議所 01374-2-2432 Link

函館市亀田商工会 47-1771 青年部Link
函館東商工会 85-2331
松前商工会 01378-7-3435 青年部Link
福島町商工会 01394-7-2272 青年部Link
知内商工会 01392-5-5340 Link
木古内商工会 01392-2-2046 Link
北斗市商工会 73-2408 Link
七飯町商工会 65-7111 Link
鹿部商工会 01372-7-3344 Link
砂原町商工会 01374-8-4056
八雲商工会 01376-3-2525 Link
熊石商工会 01398-2-2255
長万部商工会 01377-2-2270Link
江差商工会 01395-2-0531
上ノ国町商工会 01395-5-2121Link
厚沢部商工会 01396-4-3024
乙部商工会 01396-2-2920 青年部Link
奥尻商工会 01397-2-3030
せたな商工会 0137-87-3435 青年部Link
今金町商工会 01378-2-0724 Link

『函館市史』ひっくり返し その2です。

こんなのもよく聞かれますよね。
今回は「教育」「漁業」「金融」について

「教育」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第1巻 第3編 第2章 第7節 2 文化 Link
■ 第1巻 第3編 第4章 第7節 2 教育 Link
■ 第1巻 第3編 第5章 第13節 1 教育 Link
■ 第2巻 第4編 第10章 学校教育の発生と展開 Link
■ 第3巻 第5編 第1章 第4節 明治末期函館の教育界 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第6節 民衆に浸透する教育 Link
■ 第3巻 第5編 第3章 第4節 戦時体制下の教育 Link
■ 第4巻 第6編 第1章 第5節 教育制度の改革と戦後教育の諸問題
■ 第4巻 第6編 第2章 第7節 教育制度の整備と教職員の動向

「漁業」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第1巻 第3編 第5章 第10節 漁業 Link
■ 第2巻 第4編 第9章 第3節 函館における明治期の漁業 Link
■ 第2巻 第4編 第9章 第4節 露領漁業の進展 Link
■ 第3巻 第5編 第1章 第3節 露領漁業基地の展開 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第5節 躍進する北洋漁業と基地の発展 Link
■ 第3巻 第5編 第3章 第3節 統制下の北洋漁業 Link
■ 第4巻 第6編 第2章 第3節 函館の産業経済の変貌

「金融」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第2巻 第4編 第8章 金融界の近代化と整備・発展 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第4節 5 函館における銀行業の展開と金融事情 Link

まだまだあるけど、今回はこのくらいで・・・

さまざまなリクエストのなかで、『函館市史』を紹介する機会が多いですよね。
また、調査事項の下調べに『函館市史』を参照することも、日常茶飯事かと思います。

そうしたなか『函館市史』デジタル版は、市役所のウェブコンテンツ史上の突出した力作といえるものです。

さて『函館市史』ですが、もっとも使われる「通説編」では全4巻となり、総ページ数では4500ページほどにもなります。
およそ20年を越える年月のなかで数多くの執筆者によって記述され、何代もの編集者の手により編まれたものゆえに、このなかから目的の事項を探し出すというのは、幾分手間が掛かります。

「デジタル版」によってさえもなかなか克服できないことがあります。

そのサポートのため、関連事項から該当箇所を探すためのリストをすこしづつ用意していければと、「最初の一歩」を記してみます。


まずはなんといっても業務に必要な「図書館」や「新聞」


「図書館・書籍館等」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第2巻 第4編 第13章 第3節 文化施設 Link
■ 第3巻 第5編 第1章 第4節 5 社会教育 Link
■ 第4巻 第6編 第1章 第6節 3 アメリカ・ソ連との交流
■ 第4巻 第6編 第2章 第8節 2 さまざまな文化活動とその担い手

「新聞」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第2巻 第4編 第13章 第2節 マス・メディアと活字文化 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第7節 7 マスメディアの隆盛と新聞人 Link
■ 第4巻 第6編 第1章 第6節 2 芽吹く文化活動


つぎに「宗教」というキーワードなどもよく拾われますね。

「宗教」に関する「函館市史」の記載箇所
■ 第1巻 第3編 第2章 第7節 1 宗教 Link
■ 第1巻 第3編 第4章 第7節 1 宗教 Link
■ 第1巻 第3編 第5章 第14節 2 宗教 Link
■ 第2巻 第4編 第11章 函館における宗教世界の諸相 Link
■ 第3巻 第5編 第2章 第7節 3 明治末から大正期の宗教界 Link
■ 第3巻 第5編 第3章 第5節 1 戦時下の宗教 Link
■ 第4巻 第6編 第1章 第6節 1 戦後函館の宗教界
■ 第4巻 第6編 第2章 第8節 1 現代函館の宗教界

といったところで、「その1」終わります。

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