OPACの海を泳ぐの最近のブログ記事

新書の話題第3弾、もうしばらく「新書」におつきあいください。

さて、筆者はもうかれこれ10数年、かなりの頻度で書店通いを続けています。学生時代は住んでいたのが小都市ながら大型書店Kがあり、そこが徒歩圏内だったのでほぼ毎日通い。勤めてからも職場から帰りの電停までのわずかな間に「M文化堂さん」があったので、これまたかなりの頻度で通ってました。
中心市街地のM文化堂が無くなり、函館でも幾分書店の郊外化が進みましたが、そのあとは本に関わる仕事に就き、いまでも相変わらずの書店通いが続いてます。

そんなわけで、足繁く書店に通うと、何が新刊か、ということがよくわかるのですよ。もちろん昨日なかった本があれば新しいわけですし、平積みの本はかかさずチェックするわけですからね。
しかし、こと新書に関しては近頃よくわからなくなってきました。

かつては平積みされているのが、当然新刊で、次の月に新しい一群が刊行されると、刊行順に書棚に並べ置かれるというのが、当たり前だったのですが、近頃は・・・

まず、「なんとかの壁」「なんとかの品格」といった新書のベストセラーが幅を利かせていつまでも山ほど平積みされるようになりました。
かつ新書ブームで数多くの出版社から新たなシリーズ化、新書のコーナーに処狭しといろいろなものが並ぶようになりました。(これは喜ばしいことですね。)
売る側も一生懸命なので、何々フェアを連発、新刊を見せるよりも売れ筋を中心とした関連タイトルが優先して置かれるようになりました。

もちろん今話題のことが凝縮された新書タイトルですから、こうした売り方は理にかなっているわけですよね。

とはいえ、本に関わる仕事のなかでは、新しく出てくるものを継続してチェックしていくということも大事な仕事となるわけです。

ということで、「新書の新刊」を探す方法というのを最近考えたり、検索方法を試しておりました。

先日の新書MAP、中身は濃く非常に役立つのですが、新刊の速報という面では幾分役不足、
各出版社のサイトにいっても新書特設のところやそうでないところ、またトップページ以外のコンテンツへのリンク禁止など、なかなか当支援サイトへの応用が利かないなど、一筋縄ではいきませんでした。

結局、発見できたのは、「某オンライン書店のカテゴリー検索」でした。
いくつかの大手オンライン書店のなかで、これができるのは「セブンアンドワイ」だけでした。

セブンアンドワイ(本のショッピングサイト) >Link

では、その方法を・・・

1 ページ上部、左2段目のメニューのなかから「カテゴリー別」をクリック。
2 「カテゴリー別一覧」、15番目の「文芸」のうち「教養新書、選書」をクリック。
(ショートカットのリンクはこちらです。(^_^;))
3 ページ上部の表示条件で、絞り込み:「新刊」、または並び順:「発行年月順」をクリック。

ページ左には、各新書シリーズの絞り込みメニューも表示されます。

これ便利です。

20070729a.jpg

ちょいと書き込みをお休みしていました。

水曜日は、ある方とゆっくり川釣りを楽しみ、あまりに豊漁だったので(とはいっても全てリリースしますがね、)その余韻にひたってしまいました。

さて、「新書」のつづきということで・・・

ここの図書館の一般開架では、新書は分類記号のアタマに「S」がつけられ、書棚も新書だけまとめて置かれています。

他の図書館でも同様の配架になっていることよくあるようだ、ということが近頃、私もだんだんわかってきました。

新書ブームのなか、あるいはなかなか上製本や他のスタイルの書籍が売れない今日、新書スタイルでいい本がでていますよね。

そうしたなか、例えば0類の図書館の書棚だけ眺めて、図書館に関する新書には出会えないわけですよ。もちろん図書館のみならず、他の分野でもそうなのですが・・・

ということで、気になっていたので、とりあえず、図書館に関する新書を、近著で私の手元にあるものなど、また知っておいて欲しいものをリストアップしてみますね。

『未来をつくる図書館』菅谷明子 岩波新書 2003 S016.253 スカ
『図書館に訊け!』井上真琴 ちくま新書 2004 S015 イノ
『図書館を使い倒す!』千野信浩 新潮新書 2005 S015 チノ
『図書館であそぼう』辻由美 講談社現代新書 1999 S010.4 ツシ
『図書館へ行こう』田中共子 岩波ジュニア新書 2003 YS010 タナ

『使えるレファ本150選』垣隆 ちくま新書 2006 S015.2 ヒカ
『大人のための絵本ガイド』 金柿秀幸 ソフトバンク新書 2007 S019.53 カナ

『著作権とは何か』福井健策 集英社新書 2005 S021.2 フク
『著作権の考え方』岡本薫 岩波新書 2003 S021.2 オカ

『古本通』樽見博 平凡社新書 2006 S024.8 タル
『日本史の一級史料 山本博文 光文社新書 2006 所蔵なし
『情報デザイン入門』渡辺保史 平凡社新書 2001 S007.3 ワタ

こうやってみると、近年は図書館はけっこう「トレンド」だということに気がつきます。


また今月の岩波新刊にこんなのがありますのでぜひ注目を・・・
『博物館に行こう』木下史青 岩波ジュニア新書 

「新書」の活用

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「『函館市史』ひっくり返す前に」という投稿のなかに、「文章見出し」があるとわかりやすいというようなことを書きました。

「文章見出し」が必ずあって非常に読みやすい本のスタイルに「新書」というものがあります。近年はもう「新書」ブームですね。各社「○○新書」というシリーズを立ち上げ、いまでは毎月全部あわせると100冊を越える刊行があるのではないでしょうか?

もちろん老舗としての「岩波新書」「中公新書」「講談社現代新書」なども刊行中です。

さて、新書は「新しい書」と書くわけですが、各シリーズとも巻末に「創刊の辞」といった創業者の念がつづられていることが多々あります。従来の書のイメージを覆した出版物づくりが模索されていた、ということが綴られ、いまの新書ブームとは隔世の感を覚えます。

こんなのも参考に・・・
『岩波新書の歴史』付総目録1938-2006 鹿野政直 2006 S023.1 カノ

ぼちぼち夏休み、あらゆるテーマの課題を求めて小・中学生の皆さんがやってくる時期になりました。あるいは就職や進学を控えた学生さんが、社会や科学への問題意識をもって、調べ物に訪ねてくることもあるでしょう。

そうしたなか、新書はさまざまな課題調査へのひとつの入口として、役立つことがあるのではないかと考えていました。

「新書」はその時代々々のトピックスを当代注目の識者に、わかりやすく綴ってもらったもの、というのが多くあり、出版時の世相などをよく表しているともいえましょう。
また、その先の調べ物のためには、巻末にたいていある参考文献一覧なども役立つことでしょう。

資料としては昔からもれなく集め揃えていた「岩波新書」などもあることですしね。

「新書」に関してはすばらしいサイトがあります。内容、サイトのデザインなど、今日のウェブメディアのなかでも傑出のひとつと考えます。

Webマガジン [KAZE] 風 というのがあります。 Link


なかでも「新書マップ」という仕掛けがあります。

「新書マップ」 Link

試しに、検索語として「函館」と入れてみて下さい。
「図書館」というキーワードが示されます。(^o^)
なぜ図書館なのか、その答えは、サイト内と蔵書をたぐって調べてみて下さいね。

刊行物としては少し古くなってしまいましたが、
『新書マップ 知の窓』 日経BP 2004 019.9 シン
というのがあります。

20070724a.jpg 20070724b.jpg

「天声人語」

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「テンセイジンゴ」はないですか?

といわれても、なかなかピンとこない人も多いのではないか、と思います。
その実私もその一人、長らく北海道新聞が身近にあって、朝日新聞を読む機会がなかったので、そういわれてもピンとこないのです。
大学受験や就職試験に、そこから問題が出題されるかもしれないから読んでおくようにと言われつづけながら、この「テンセイジンゴ」とはお付き合いすることなく、今日まで無事に暮らしてこられました。

この「テンセイジンゴ」、インターネット時代になっても、きっと「きっこの日記」よりも「安倍内閣メルマガ」よりも一番読まれているコラムであることは間違いありません。(^_^;)

もちろん「テンセイジンゴ」は『天声人語』、朝日新聞朝刊第一面に掲載されるコラムに他なりません。
件の「天声人語」はないですか?、というのは、このコラムが単行本になったものを求めていたわけです。

たとえば・・・
■『天声人語 2006秋』 原書房 2006 YR837 テン

といった具合です。

卓上四季も単行本があります。
■『卓上四季』北海道新聞社 K304 トウなお、卓上四季の場合、新聞データベースで検索可能になった時期以降はあまり単行本化には熱心でないようです。


新聞各紙のコラムを調べてみました。

北海道新聞 『卓上四季』
函館新聞 『臥牛山』

朝日新聞 『天声人語』
読売新聞 『編集手帳』
毎日新聞 『余禄』
日本経済新聞 『春秋』

コラムついでに、
日本経済新聞の名物連載に『私の履歴書』というものがあります。

日経の連載ながら、財界人に限らず各界の人々が、自らの半生を書き綴っていくという連載で、最近は一人の連載が1ヶ月にも及ぶものです。

こちらも古くはシリーズで単行本されていました。
■『私の履歴書』 日本経済新聞社 332.8または281 ワタ 各巻 公開書庫

なお、近年の連載は、好評のものが、自伝として一冊づつの本として刊行されているようです。
(OPACでは「私の履歴書」でヒットする場合があります。)

さて、コラムついでにもう一題、北海道新聞には、一面のコラム「卓上四季」のほかに、社会面下の「朝の食卓」、みなみ風中面の「立待岬」、時々連載される「いさり火」などがあります。
2階のユーザーさんや個人的な友人がときどき書いているので、チェックが欠かせません。

いわゆる「業務端末」とか「OPAC」とか呼んでるヤツ、本を探すのに欠かせなくなりました。

■ OPAC Online Public Access Catalog

OPACの導入によって、かつての図書館ではカード目録を繰っていたころには絶対にできなかったことが可能になりました。
まずは、後方検索や中間検索といったタイトルのイニシャル部分以外のキーワードからピンポイントで本を探すこと。
そして、もう一つは、ピンポイントではなく、著者名や一般的な分類以外の要素から複数の本を一網打尽にするというものです。私の場合、どのような使い方を試しているかというと、例えば、出版社名から本を拾い出すことをこの頃やっています。

例えば試しに出版社の欄に「日本図書館協会」と入れてみましょう。
結果は当然図書館業務に関係のある本が並んでくることでしょう。
実際にやってみると、所蔵が380点前後ということで示されると思います。
このくらいの点数なら目録斜め読みでどんな本があるかの確認も簡単です。

でもこの結果であれば、分類検索でも似たような結果が得られることがあるでしょう。

しからば、もうひとつ「日本図書センター」という出版社で引いてみましょう。
検索結果は、およそ640件、そのなかに「写真・絵画資料集成」という本がいくつもでてきます。多巻揃いモノで、内容とその価格を考えると図書館以外ではちょっとお目にかかれない本ばかりです。OPACのなかを泳いでいて見つけた大きな獲物なので、下記に書き出しておきます。これらは共通の特徴を持った資料群で覚えておいてソンはないと思います。いつの日か役に立つでしょう。ぜひ現物も手にとってご覧ください。

■ 新聞の歴史 全3巻 日本図書センター 1997 R070.21 ハシ

■ 子どもにつたえる世界の戦争と平和 全6巻 日本図書センター YR209.7 コト
■ 戦争と子どもたち 全6巻 日本図書センター 1994 YR210.75 セン
■ ヒロシマナガサキ原爆写真・絵画集成 全6巻 日本図書センター 1993 YR210.75 ヒロ
■ 写真で見る日本史跡大事典 全3巻 日本図書センター 1998 R291.02 シヤ

■ 世界の「戦争と平和」博物館 全6巻 日本図書センター 1997 YR319.8 セカ
■ 日本の女たち 全6巻 日本図書センター 1996 YR367.21 ニホ
■ 救え!世界の子どもたち 全5巻 日本図書センター 1998 YR367.6 スク
■ 日本の子どもたち 全5巻 日本図書センター 1996 YR367.6 ニホ
■ 日本の福祉 全5巻 日本図書センター 1999 YR369.021 ニホ
■ 学童疎開 全3巻 日本図書センター 2003 児童372 カク
■ 日本の障害児教育 全3巻 日本図書センター 2004 児童378 ニホ
■ アイヌ民族写真・絵画集成  全6巻 日本図書センター 1995 YR382.11 アイ
■ 日本の基地 全4巻 日本図書センター 2002 YR395.39 ニホ

■ 日本災害史 全3巻 日本図書センター 2001 R450.981 ニホ

■ 日本の公害 全6巻 日本図書センター 1996 YR519.21 ニホ
■ 原発・核 全3巻 日本図書センター 1999 YR543.5 ケン

■ 写真で見る日本名産事典 全2巻 日本図書センター 2000 R602.1 イス

■ 日本映画の歴史 全3巻 日本図書センター 1998 R778.21 イワ
■ 日本スポーツ史 全3巻 日本図書センター 1996 YR780.21 ニホ

■ 写真集成日本の近代化遺産 全3巻 日本図書センター 2000 YR602.1 マス

■ 日本の障害者スポーツ 全3巻 日本図書センター 2001 YR780 ニホ

■ ジュニア文学館宮沢賢治 全3巻 日本図書センター 1996 Y918 ミヤ

余談ですが・・・
旧本館時代には・・・、などと書くと図書館の経験が非常に長いように聞こえるんですが、私の場合、ちょうど変わり目に行き当たっているだけで、旧本館1年、準備期間1年、そして新しい館での一年と私はわずか3年の経験しかありません。
変わり目といえば、私は「共通一次」と「センター試験」の両方を受験した経験があります。(^_^;)

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